鹿島宇宙技術センターとは
航空写真:2019年8月撮影
国立研究開発法人情報通信研究機構鹿島宇宙技術センターは、宇宙通信の研究開発を行っています。 センターの歴史は1964年に開催された東京オリンピックの国際衛星TV中継に成功し、今では広く 普及しているCSやBSを用いた衛星通信実験にも大きく貢献しました。現在は、地上から宇宙までを シームレスにつなぐ高度な情報通信ネットワークの実現を目指しています。鹿島宇宙技術センターは、 これからも宇宙通信の研究開発に取り組み国際社会と地域に貢献していきます。
鹿島宇宙技術センターの歩み
1960年代
- 1960年(昭和35年) 30mパラボラアンテナ建設着手
- 1962年(昭和37年) 30mパラボラアンテナ施設完成(1975年5月撤去)
- 1964年(昭和39年) 鹿島支所開設
- 1968年(昭和43年) 26mパラボラアンテナ施設完成
1970年代
- 1971年(昭和46年) 18mパラボラアンテナ施設完成
- 1972年(昭和47年) 鹿島支所本棟落成
- 1975年(昭和50年) CS・BS実験棟完成
- 1975年(昭和50年) ETS-Ⅱ実験用パラボラアンテナ及び実験施設完成
1980年代
- 1987年(昭和62年) 18mパラボラアンテナ撤去
- 1988年(昭和63年) 34mパラボラアンテナ施設完成
- 1989年(平成1年) 軌道工学試験装置完成
1990年代
- 1990年(平成2年) 25周年記念式典
- 1994年(平成6年) 30周年記念講演
- 1997年(平成9年) 研究本館完成
- 1997年(平成9年) 高校生を対象にしたサイエンスキャンプ開催
- 1998年(平成10年) 衛星観測望遠鏡完成
- 1999年(平成11年) 電波暗室完成
- 1999年(平成11年) 可動基線電波干渉計完成
- 1999年(平成11年) 展示ルームオープン
2000年代
- 2002年(平成14年) 日韓ワールドカップの3面パノラマ映像伝送実験成功
- 2002年(平成14年) サイエンスキャンプ実施
- 2003年(平成15年) 26mパラボラアンテナ撤去
- 2004年(平成16年) 40周年記念行事/ロゴ制定
- 2005年(平成17年) サイエンスキャンプ実施
2010年代
- 2010年(平成22年) サイエンスキャンプ実施
- 2012年(平成24年) 26mアンテナ跡地モニュメント設置
- 2014年(平成26年) 光衛星通信用1m望遠鏡完成
- 2015年(平成27年) 50周年記念講演会
- 2015年(平成27年) 13mパラボラアンテナ撤去
- 2019年(令和1年) 台風15号により34mパラボラアンテナ損傷
2020年代
- 2020年(令和2年) 鹿島34mパラボラアンテナ運用終了記念式典
- 2021年(令和3年) 11m及び34mアンテナ撤去
主なアンテナと衛星の歴史
主な研究施設
光学望遠鏡
人工衛星のより高精度な軌道を求めるため、上空を通過する衛星の正確な位置を観測する望遠鏡です。天体観測を行うこともできます。
衛星通信実験棟
遠隔地や離島でも高速で大容量の通信を可能とするための実験や災害時の通信途絶を回避するための実験などを行う施設です。